みなさんごきげんよう、DeepValleyの深谷です。
以前から記事を読んでくれてる人には、もはやコンテクストでの自己紹介のおかげで、深谷がジョブホッパーみたいになってきてしまってるんでは!と懸念しております笑
しつこいかもしれませんが深谷は、運よく18歳でアパレル現場から始まり、20歳で本部の仕事につけました。そして何を隠そう深谷は本部での仕事がずっとしたかったです。
(深谷の運がよかったエピソードはこちらに記事にしていただいてます。)
どっちが「正しい、楽しい、やりがいがある」などはさておき、今ならもっと再現性のあるキャリアプランが描けるのでは?と思ってます。
その当時の深谷と同じく、本部に上がりたいと思っている、アパレル現場の人も多いと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
販売から本部への異動は難しい
まず大前提「販売から本部へ異動は難しい」というのはあります。
そもそも販売員不足と言われてる昨今、スキルが上がらなければ、目に留めてもらうことももちろんできません。なのでまず、販売員として成果を残す為にスキルを磨かなければいけません。
スキルが上がれば上がるほど、現場では重宝されて行きます。それはもちろん本部からの評価として高いでしょう。
しかしそれが故に店舗から離れられなくなるのは言うまでもありません。
本部目線でも、自社の販売力を低下させてまで本部に異動させるのは求めることではありませんし、本部に人員が必要であれば経験者を採用したいのは当然のことです。
ブランド運営は組織で行います。それを最適化する為には、当然未経験者より経験者の方が成果を出せる可能性が高いのです。
別のスキルを身につける
しかし最近、本部へ異動できるチャンスになり得る現象が多くおきています。
それは「SNS」や「EC」と行ったWebスキルです。
アパレル小売業で、見逃せなくなっているのが上記のスキルです。
ECの流通額のシェアはみるみるうちに向上していっています。
あるデータによると
2010年 EC:4% 通販:3% 百貨店:6%
2014年 EC:8% 通販:2% 百貨店:5%
2019年 EC:14% 通販:2% 百貨店:5%(推定)
2030年 EC:27% 通販:2% 百貨店:4%(予測)
上記のように、斜陽産業なんて言われているこの業界で、ECはシェアを取り続けています。
このWebスキルや、それを販売する為のSNSのスキル(インフルエンサー)など、新しいスキルは経験者を採用しようにも、アパレル業界人材や自社の特性を踏まえて運用できる人材が多くない上に新しいポストなので面接する側も一苦労です。
なので自社の店舗での成功事例を広く展開することに価値を感じ本部へ異動になるケースを多く聞きます。
今はすでに整ってる会社が多いですが、このような目線で新たにスキルを得ていくことでプラスの効果を認めてもらえる事例もあります。
振り返ってみると機会はあった
当時の自分は気づかなかったのですが、思い返せば
「ブランド」にこだわり過ぎてたと反省しています。
例えば、深谷のエピソードなんですが、ある紹介会社に行ったとき「OEM/ODMの企画営業」という仕事を紹介してもらいました。その時はブランドにこだわり面接もせずに断りました。
確かに小売ではありませんので、その時の深谷がやりたいことではなかったのですが「小売に必要なスキル」を身に着けることはできたな。と思ってます。なぜなら「仕事できるなっ!!」と思った生産管理A氏の話のA氏は何を隠そう「OEM/ODMの企画営業」出身で、ブランドMDになった人だったからです。
ブランドの小売業は総合格闘技というか[小売/流通/広告/営業/製造/情報]などなど、様々なスキルが必要とされます、しかしそれを仕事をしながら教育される環境がない場合も多く、即戦力に頼ってしまうことが多いです。
しかしそれは「経歴」だけを見てるのではなく、その人がどんな「スキル」を持っているのか?を見ているので、どんなことをしてきて、何ができるのか?それを説明する為に同業同職種でなくても構わないのです。
つまり本部に異動し何がしたいのか?が明確であれば、急がば回れで、遠回りに見えるキャリアチェンジが、実は最短ルートだったりするのです。
さいごに
いかがだったでしょうか?
実際のところ、アパレルやファッションが好きなのに、本当にやりたいことがあったはずなのに、それが出来ないままこの業界を離れなきゃ行けなくなってしまった人達がいることは、なんて悲しいことだろうと思います。
足が痛いから本部に上がりたい。って人は事務や受付に転職したり、人と話すのが好き!って人は別業界の営業職に転職したり、PRが好き!って人が広告代理店に転職したり、金稼げりゃいい!って人が給与だけを見て転職したりと、色々な理由でアパレルの仲間が転職していく様子は多く見てきましたが、新しい生活が豊かであることを祈るばかりです。
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