「仕事できるなっ!!」と思った生産管理A氏の話

DeepValley代表の深谷です!(Twitter:@reito-fukaya)
我々は生産管理SaaS(システムなんだけどサービスみたいに使えるやつ)の開発をしている会社です!AYATORIの紹介はコチラ
なので仕事柄、運用企業様に、生産業務の支援をさせていただく事があります。

その中で色々な生産管理業務を行う人に会う機会があります。
色々話しを聞いていて、みなさんすごいなぁと思うんですが、、、

自分が現場やってた時にタッグ組んでた生産管理の人が
今思うとMD/営業目線すごく『すごい仕事できる人だなぁ』と思ってました。

今日はその生産管理の人との話しを書きたいと思います。
『生産管理の人と仕事で関わる人』
『生産管理を目指している人』
『生産管理としてスキルアップしたい人』

に見ていただけたら光栄です。

そもそも生産管理って?

って人もいると思います。
すっっっっごい簡単にいうと
『デザイナーの作りたい服を予定通りに納品させる』のが仕事です。
しかし一筋縄では行かないのがこの仕事の大変なところです。。

詳しくは弊社過去記事をご覧くださいませ。

アパレル生産管理というお仕事

無事納品させるまでの道のりがすごく険しいんですよね。。。
関係者めっちゃ多いし、分業化が進んだ工程で、かつアナログという状況で
・納期より早く入って
・思ったより質よく上がって
・予算より安くできて
・全くトラブルが発生しない
上記4つを満たしてやっと合格点

というなかなか褒められにくい、尊い仕事なんです。。。

すごかったエピソード

そんな生産管理とタッグを組んでいたのは、年商は当時5億前後と、あまり大きなブランドではありませんが、そこそこ人気が出てきたくらいの、ディレクターブランドで(当時でいうとおしゃP)、ボクが卸、EC、DB、店舗を担当していた時でした。MD不在ブランドなので、追加発注などは話しあって決めるスタイルでした。

当時は『雑誌Sweetが100万部発行!』となっていた時代で、雑誌に載せると売れたので、みんな載せたくて必死で芸能人使って雑誌のページを獲得する広告戦略が主流でした。

このブランドはシーズンの立ち上がり(1月と7月)に大きく広告を仕掛け、EC/卸で先行に売上をとり、追加と期中差し込みでMDを整えていくスタイルだったので、ボクのポジションが非常に重要な役割でいっつもバタバタしてました。

そんなある日、雑誌の勢いに加わり、初回500枚発注した売れ筋商品を芸能人がBlogにアップしていただき、各チャネルが速攻でSOLDOUT、、、!これはやばいと予約販売に切り替えたいから追加発注したい!となって生産に相談しました。

Aさん『これ生地少し余ってて、工場も空いてる言うてたから30枚ちょいは2週で上がるわ。これは店舗に回したって。あと何枚追加いける?750枚行けへんか?250枚を1ヶ月、もう500枚を3ヶ月で入れれるわ』

深谷『おお、まじすか、なんでOEMさんに聞いてないのにわかるんすかwでも、そんなにいくと消化怖いす。消化できて5、600枚くらいじゃないですか?』

Aさん『200枚くらい余るんやな、じゃあその分原価で合計それだけ落としたるわ、在庫余ってしまっても、セール弾にしても怖ないアイテムやろ?』

深谷『確かに。じゃあそれで行きましょう』

ロットとリードタイムが聞きたかったのに、、、!!
すげえなって思いました

ブランドの目線で『できるなっ!』

結果として、このアイテムは全プロパー完売。
『これ追加するで!ごめんけど100売って!』や
『これは生地ないから、似寄りのこのアイテム売って!』
『今ならまだ発注増減出来るで!』
『消化率悪いから生地発注してない商品キャンセルするで!』

などなど、当時22、3歳くらいのボクの知らない世界を見せてくれました。

こんな感じでボクとその生産管理のタッグでゴリゴリブランドを推進していって
2年半後にボクは退職したんですが、そのころには約20億の売上(EC6億、卸3億、店舗10億)を取れるブランドになってました。

この生産管理の人の何がすごいって
『数字を取るために、生産管理の仕事をしてる』ことなんですよね。
『売上』『在庫』『粗利益』まで一緒に取ってくれたので、一緒に戦ってる感じがして、心強い思いでした。

・納期より早く入って
・思ったより質よく上がって
・予算より安くできて
・全くトラブルが発生しない
上記4つを満たしてやっと合格点

ここはもちろん最低限達成するんですが
『数字』の達成まで目指す、その為には、営業や広告の戦略を理解しながら、生産管理を行わなくては行けなくて、全ての型数(年間400型ほど)の生産背景の状況などを把握して置かなくてはなりません。

その上で現在のブランドにとってのベストな選択を、一緒に試行錯誤してくれました。後から聞いた話、OEMさんには損しないようにしてくれるけど、やりにくいって言われてた見たいです笑(その時のOEMさん、生産管理Aさんは今でも仲良くさせていただいています)

最後に

生産管理って、割とアパレルの中で『汎用性の高い』仕事だと思ってます。
他業界で言われるところ『プロジェクト・マネージメント』というスキルになるのかな?

生産管理の業務はただの振り屋さんの業務なら誰でも出来るんです。
ただ、『生産』という武器を使って売上を取る、またはブランディングする人。っていうのがこれからの生産管理に非常に重要でまさしく『生産管理というよりプロジェクトマネージャー』だなって思ってました。

コストセンターからプロフィットセンターに変わることが
これからの生産管理業務には重要です。

深谷玲人
About 深谷玲人 6 Articles
株式会社DeepValley(ディープバレー) 代表取締役社長 深谷 玲人(Fukaya Reito)。 アパレル業界に10年経験があり、販売からMD、ブランド長まで経験したのち、ITベンチャー企業に転職し2年半、カスタマーサクセスとしてインサイドセールスのコンサルティングを実施、双方の経験を合わせ、アパレル業界に特化したIT企業として2018年5月に独立。アパレル生産特化システムの開発と、TokyoFashionTechnologyLabで講師を務める。

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