国内デザイナーズの人はどうなりたいのだろう

こんにちは、こんばんは、しゅんたろうです。

僕は普段自分が着る服は海外コレクションブランドもあれば、国内のコレクションブランドも着るし、一番多いのはストリートブランドです。

単に昔っから色んな洋服見たり買うのが好きだったり、自分の憧れてる人が着てるのを真似したりってだけで選んでいます。

ファッションへの興味の入りが裏原ブームって量産型なアパレル業界の人間なので、その流れから東京コレクション・インターナショナルコレクションって興味が広がってくのも必然的にもあり、中学生ぐらいからそんな感じで今にいたってます。

ただ昔と違って自分もアパレル業界に入り、業界知識が備わってくるにつれ、無邪気に見るものを直感的に受け入れる事ができなくなり、数年くらい前からドメスティックのデザイナーってかっこいいもの作ってはいるけど、このブランド(デザイナー)はどうなりたいんだろう?って思う事がしばしば増えました。

実際に海外のデザイナーにインタビューをしたわけでもないので、これは単にイメージで話すのですが

インターナショナルに展開する欧米のコレクションブランドってディレクションを行う人間が度々変更され、そんなブランドと契約することで知名度が爆発的にあがります。

もともとそれらのブランドで働き、そこから自身のブランドを立ち上げる人もいれば、既に立ち上げていたブランドから抜擢され、そこから自身のブランドがグロースする場合もあることを考えると、一つのターニングポイントなのは間違いなく、一先ずそこを目指す感じなのかな?って思たりもします。

真偽は置いといて、世界的に有名で欧米のビッグブランドに匹敵する様なブランドは国内にはありませんし、そういうブランドと契約することですさまじい年棒をもらい、その実績をもって、契約終了後自分のビジネスを広げるという事例も日本のブランド及び日本人では聞いた事もありません。

それどころか、国内に限ってはデザイナーが交代なんて話もほとんど聞きません。

大手アパレルが自社ブランドにデザイナーを迎え入れてブランド開発したケースも過去に何度か事例はありましたが、ほとんど成功していないし事例もそれほど多くありません。

そう考えると、現状は日本のデザイナーの選択肢は自分のブランドを立ち上げ、自力で展開を拡大していくという他ないのかもしれません。

自力で拡大する事の門戸の狭さ

コムデギャルソン・ヨージヤマモト・イッセイミヤケといった国内を代表するブランドの後にビジネス的にも成功を収めたブランドってどこがあるでしょう?

自分が思いつく限りでは数えるほどしかないのですが、代表的なのがサカイでしょうか。

他にも規模はともかく海外でも人気といえば、エンダースキーマーとかvisvimとかもありますね。

とはいえ、サカイも知名度が上がったのは、先にビジネス的な成功が伝えらる様になってからだと思います。

以前から注目していた人たちももちろんいましたが、あくまで業界内の人間がほとんどだったんじゃないでしょうか。

今だって、きっとマス層にまで拡がっているかと言われれば、それは懐疑的な気がします。

ただ、単ブランドで100億円規模にまで拡大するのはかなり難しいし、そこまでビジネスを拡大したのは偉業だと思いますし、ビジネスを拡大すれば格段に取り上げるメディアが増え、知名度は飛躍的にあがるのは事実です。

だからこそ、他のブランドが簡単に同じルートをたどれるはずもなくて、独力でビジネスを拡大していかなくてはいけない様なめちゃくちゃ狭き門です。

先日のWWDの記事で、東コレの日程やら、集客やらに言及するデザイナーの声が取り上げられていました。

連載 「東コレに伝えたい」デザイナーたちの本音

WWD JAPAN.com

その中でも個人的には、ファセッタズムの落合さんの「東コレを「盛り上がっていない」や「ダサい」などで終わっている時点で、ブランドにそれ以上の伸び代はないんじゃないかな。」って言葉がすごく印象的でした。

ビジネス的な面で考えた時、スケジュール、集客などの面に言及するデザイナーも多く、なんだか人任せに聞こえるコメントが多いなぁという印象だったのですが、それについてはAKIRANAKAさんがnoteを作成されていて、それがとても的を得ている内容でした。

デザイナーとしての自立

https://note.com/akiranaka

ここにも書かれている通り、現在の国内のデザイナーブランドも、デザイナーが独力でビジネスを拡大するというの当然課せられるものでしょうし、先述した様に、先にビジネス的な成功を収めてこそ知名度もあがりスケールしていくのだと思います。

元気なうちにスケールさせるべきではないか

ここまで言っててなんですが、自分自身がデザインを行っているわけでも、自分の資本でブランドビジネスを行っているわけでもないので、あまり偉そうに言える立場でもないです。

とはいえ、外野から見ているだけでもビジネス的な観点が抜け落ちているデザイナーって本当に多く感じます。

少人数でスモールにビジネスで「それほど多くの売上高は必要ない」と言っても、最低限度の売上は必要だろうし、短期間売上げることよりも、数十年とコンスタントに売上げ続けることのがよっぽど難しいです。

そうなると、自分達がまだ元気で鮮度の高い段階で最低限度のビジネス拡大は必要だし、それを目指すべきではないでしょうか。

少なく見積もっても年間売上1億円ぐらいは成長させないとと思うし、コレクション形式でを発表するのならばなお必要でしょう。

売り方一つでもネット販売が流行っているからネット販売とか、とにかく感度の高いセレクトショップに卸してもらえればと、一般論を安易に当てはめる人も多いです。

ブランドとしてクリエイティブを追求することも大事ですが、それと同時に経営者として会社の成長や従業員の事を考える事もこれからのデザイナーには絶対必要なんだと思います。

しゅんたろう
About しゅんたろう 24 Articles
1986年生まれ。 マロニエファッションデザイン卒業後、OEM企業での企画営業を経てMARKSTYLER社に入社、営業/MDを経験後、新規ブランド開発部門にて部門長としてブランド開発を行う。 退職後、CLANE DESIGNの立ち上げに参画し、ブランドマネージャーとして従事 2017年より独立し、1Q86.LLCを設立。 アパレル企業を中心にマーケティング/営業代行、ブランドディレクションを受託。 2018年にはアパレル生産SaaSの[AYATORI]を運営するDeepValleyの創業にも参画し取締役に就任。

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