DeepValleyの代表の深谷です。
今日はアパレル業界の課題について話していきたいのですが
課題だらけと言われるアパレル業界の中で
あえて『ひとつだけ最大の課題』とするなら何か?を考えます。
あくまで個人の主観です。今後としてもアパレル色々の方とディスカッションして行きたいので先立って自分の考えを記載します。もしコメントなどあれば私に直接教えてくださいm(_ _)m(Twitter:@reito-fukaya)
そもそも課題と問題とは?
課題と言えばみなさんどんなものか認識すると思うのですが、問題との違いは?などなど今回の内容含め、認識が間違わないように記載しておきます。
問題とは:現状が理想的な状態ではないことの原因
課題とは:理想的な状態と現状の差分を埋めるための取り組み
例題としては
『ブランドの売上予算未達する予定という問題に対して、要因は人員不足と在庫不足があげられるので現在の課題(対策)は人員の採用と在庫を集積することだ』
上記のように『問題』とは発生するものであり
その主原因の解決こそが『課題』となります。
その中で、もっとも深い課題をボトルネックと言ったりします。
語源はワインボトルの注ぎ口が狭くなってるところからつけられましたが
イメージ通り、『注ぎ口を広げる』という対策をしない限り重要な解決策にならないような『もっとも重要な課題』をさします。
つまり今回はアパレル業界再興へのボトルネックです。
アパレルの課題/問題をあげてみる
巷でたくさん話されてるアパレルの課題点ですが、思いつく限りあげてみます
・低賃金・供給過多・模倣品問題・環境問題
・教育不足・在庫焼却問題・アナログ・低コスト思考
・買い控え・値下げ問題・人口現象・競合問題
・再現性の無い経営・同質化・労働環境・可処分所得
などなど、今4,5分くらいと短いですが、深谷目線で考えて挙げてみたんですが
本当にキリが無いですね。職種や立場によって言い方も変わるかもですし、本当に誰か一覧表作って欲しい笑
ボクがアパレル業界に入った15年くらい前から、ずっとずっと不景気だ不景気だと言われ続けてきたので、外的問題も内的問題もたくさんあるかと思うんですが
変数が多すぎて『ボトルネック』ってなに?って私もずっと考えていましたが、ずっと特定できずにいました。。。
我々の仮説は『環境』
ITベンチャーに3年程勤めていた時に他の業界を見て感じた事をアパレル業界にどう応用できるか?を考えていた時期があったこともあり
自分が『これだっ!!』と思えたのは2年くらい前の2018年1月くらいなんですが
実は、これこそが起業のきっかけ、及び『AYATORIの着想』でした。
アパレルのもの作りはアナログでなければならない部分が多い上、感性や感覚的な部分があり職人気質な人も多いことから、すでに動きのある金融系や不動産業界、飲食業界に比べ、テクノロジーの進化は大きく遅れています。
それが原因で驚くことに、現場のみなさんは本来注力すべき
『もの作り』『顧客に向き合う』『戦略を立てる』といった、本来一番注力しなければいけない業務の時間を割き、あろうことか、アナログが故に起こる下記のような問題と、それに対する付帯業務に莫大な時間とコストを取られて疲弊しています。
・商品の納期遅れや製造トラブルなど、モノ作りにおける管理問題
・MDの発注精度の低さや、それに伴う過剰在庫問題
・タレントや雑誌だよりで再現性がない感覚値が多い戦略問題
・マネジメント問題と人員不足による業務過多問題
上記の業務だけでも、だいたい1日2時間はかかります
1ヶ月に換算すると約40時間→月(160時間)の1/4→つまり丸々1週間分
少なく見積もったとしてもこれくらいの時間は平気で取られてます。
つまりアパレル業界は、圧倒的に、そしてシンプルに顧客の購買意欲を掻き立てるような付加価値の高い製品を作り出すことのできる環境が存在しないのです。
私はこれこそが『アパレル業界最大の課題』だと考えます。
他業界の事例を見ても『テクノロジーの力は不可欠』です。
本来一番注力しなければいけない、本当に重要な業務に力を入れてもらう為に
ファッションテックを用いたもの作りを我々が支援したい!!
そう考え、誕生したのが『AYATORI』です。
https://www.deepvalley.co.jp/ayatori
興味がある人はご連絡くださいm(_ _)m
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