みなさんごきげんよう。
DeepValleyの深谷です。
アパレル業界で11年6社転職をしたのちITベンチャーで3年働きました。
そしてファッションテック企業を創業し2年目を迎えています。
たくさん転職した理由はこちらをご覧ください。
Topseller.WebStyleキャリア論「webスキルを身につけた元アパレル販売員のキャリア論」- Vol.2 多様なキャリアチェンジも全て計算通り? -ファッションテック経営者の舞台裏
そんなキャリアを積んでいる中、新しい可能性の分野に挑戦しているわけですが、この分野を目指したい人や転職を考えてる人、はたまた採用しようとしている人達に向けて深谷が感じてる内容をシェアさせてもらえればと思います。
そもそもファッションテックとは?
Fashion(ファッション)とTechnology(テクノロジー)を組み合わせた造語です。正直、言葉自体は現在マジックワードぽくなってしまっているものの、なんだかんだ使われることを多いファッションテックという言葉。
ファッションテックっていうとEC?という人なんかもいるんですが
もちろんそれも正解です
IT(情報技術)やテクノロジーを駆使しファッション業界やアパレル産業を活性化させることを目的とした商品、サービスの事を指しており、意味としては大分広義に捉えられております。
なのでECやメルカリなどのフリマアプリ、アップルウォッチなどもファッションテックと言えるでしょう。つまりファッション(アパレル)×テクノロジー(IT)のサービスや商品、取り組みなど、全て『ファッションテック』です
どんなスキルが必要か?
上記で記述したように『ファッションテック』と一言に言っても広い意味で捉ええられているが故に業種や職種を広くなりますが、深谷が考えるファッションテックの仕事を行う上で重要なポイントを3つに絞って解説します。
①ITリテラシー
これはITの知識および利用能力を指します。
例えば、わからない事をすぐに検索する。やSNSを息を吐くようにできる。なども特質的なスキルと言えます。デジタルやインターネットが好き!みたいな人は向いているものの、それだけではリテラシーが高いとは言えません。こんな時短方法がありそう!や、こんなサービスがありそう!みたいに検索してすぐ見つけ出し、すぐに活用できるスキルはファッションテックにおいて重要と言えます。
②アパレルの知識
アパレル業界はレガシーで歴史の深い業界です。
例えばパリコレというファッションの祭典は、インターネットの発展が不十分なときから、日本の田舎町まで浸透するような特殊なマーケティングもあります。
また生産にどれくらいの時間がかかるのか?や1着の服が作られるまでの工程など、現場のリアル感も知っていないとアパレル業界の人とコミュニケーションをとる事自体ハードルになってしまうでしょう。
③スピード感
過去にSPA業態から世界に発信したブランドの素晴らしいブランディング戦略は事例としてもノウハウとしても非常に重宝されています、しかし現在それがデジタル環境の進化による社会の変容、多様化する生活者のライフスタイルについていくために『スピード』はそれを上回るくらい重要です。この経済成長と文化成長のスピードのずれを感じながら変化と進化していく事が必要になります。ファッションテックという、感性と理論のバランス感が重要だからこそこの感覚は重要になります。
適した人材について
では上記を踏まえどんな人材が適しているのか?
を現在の目線で言わせてもらうと
それは『アパレル業界が嫌いな人』です。
誤解して欲しくないのは、ネガティブな感じではなくて、もっとこうすればいいのに。とか、なんでこんな非効率なんだろう?とかファッションが好きだからこそアパレル業界に対して嫌悪感を持っていて、そんな怒りや、勿体無いと思う気持ち、そんな気持ちを持っている人が一番必要なのでは?と思っています。
アパレル業界を知っていて、ITを含む他業界の事例などと比べて『もっとこうしたらいいのに。』と嫌いな部分や不合理な部分が明確にわかるからこそ、具体的な対策としてファッションテックをする。そんな人がファッションテック業界に必要です。
決して、今のままで良い。ほっとけばいつか景気は回復する。我々は別だ。
と思ってしまってる人達にはファッションテック業界は合わないのです。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
深谷はアパレル業界でたくさん失敗しました。
ブランドいくつも潰してますし、なくなった会社もあります。
だからこそテクノロジーの力を使ってアパレルに還元したい。
罪滅ぼしと恩返しをする為にファッションテックを選びました。
今、まさにアパレル業界は大きな変革を迫られているのです。
黙っていても世界は進み続けます。
未来のファッションビジネスにテクノロジーは不可欠です。
テクノロジーはファッションの敵ではなく味方であり、よりよいアパレル業界を作る為に必要な手段です。
共感してくれる人はファッションテック業界への挑戦をお勧めします。
同志として一緒にアパレル業界の不合理をハックしましょう。
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