こんにちは増田です。
AYATORIを運営するDeepValleyという会社はファッション×Technologyを推進している、ファッションテック企業です。
繊維・ファッション業界に限らずですが、テクノロジーの力が必要という流れはこれから強まっていくことは間違いないと思ってます。
とはいえ、闇雲にどんな企業にもテクノロジーをという風に思っている訳でもありません。
ここ数年のアパレル業界は【ファッションテック】って言葉がトレンドワードにもなっています。
「なんとなく良さそうだ」「対外的にも意義がありそうだ」という風にトレンドに乗っかって、課題を明確にせずに導入してもらったとしても、はっきり言って効果は得れないでしょう。
そんな状況を騙し騙しに曖昧に関わり続けるても、導入してもらう企業にとっても、僕達にとっても迷惑となってしまいます。
多くの企業に導入されるプロダクトがいいとも限らないし、大切にすべき観点は導入企業が抱える課題に対して、解決可能かつ継続できる約束が出来ることだと思っています。
「ファッションテック」への拘りはない
僕は今まで様々なブランドに関わる中、「このまま同じ様な思考や、同じ様なやり方を繰り返していては売上は先細ってしまうと言う想いが、ファッションテックに興味を持ったきっかけですが、このきっかけを突き詰めて行くことで自分の視野の狭さに気づきました。
いろんな企業の事を調べれば、ひとくちにファッションテックと言っても色々なアプローチがあります。
ではなぜ、僕はファッションテックに関わるのかと言うと、僕はアパレル業界でも川下の業界を中心としてきました。
AYATORIの仕事を行う事で、あまり直接的には関わりのなかった、縫製工場、OEM/ODMメーカーとも深く関わる様になり、全然知らなかった知識も知ることができていて、それが嬉しいです。
他にも理由があって、様々なサービスが普及し、今では誰でも気軽にブランドを始める事もできます。
選択肢が広がり、今までの様にどこかの企業に入って、売場や先輩のアシスタントなど下積みしてコツコツとではなく、他業種からパッと入って来て成功するパターンも増えてきていて、業界は縮小傾向でもプレーヤーだけは増え続けています。
そう考えた時に、いかに自分の知見を広げ、様々な事象に対応できるかが、アパレル業界でやっていくにも必要と思いました。
その様に僕自身はそもそもファッションテックに拘っているわけではなくて、他の業界にも目を向け、新しいトレンド・新しい人・新しい考え方・新しい仕事を知ることが、「自分がファッションを仕事にしているうえで何を提供出来るのか」を考えています。
それが煩雑化している生産工程の煩わしさからシステムを使い解放することが、繊維・ファッション業界の役に立つと思っていて、ファッションテックはその手段であり、ゴールは「ファッション業界」の活性です。
ファッションテックへの興味だけならやめておいた方がいい
ファッションテックに限らず、自分が知っている知見を提供する事がソリューション(解決策)になればと考えています。
ご周知の通り、アパレル企業は老若男女に向け様々な商品があり、それぞれ強みも本当にバラバラですし、抱えている課題も企業ごとに全く違います。
だからこそ「まずは相手のことを理解しよう」という姿勢が大切と思っています。
たとえ自分達のやりたいことがあっても、それが実際に企業とマッチするかなんてわかりません。
だからこそ、まずは企業のことやブランドのことをたくさん聞くことが大切だと思っています。
どういう風に製造されていて何を強みにしているのか、今現場はどんな状況なのか。
一方で導入する側も自分達が肯定的でいないとダメです。
無理やりトップダウンで導入しても、現場は絶対に気持ちも乗らないから継続しません。
使用者が明確に価値を感じる部分と、抱えている課題が重なるからこそ可能性があります。
だからこそ「ファッションテックがいいんでしょ」「このシステム皆んな使ってるね」ぐらいに考えているうちは始めないほうがいいです。
「やってあげている」というスタンスになったらお終いです。
僕自身も「テック化の一歩をやってあげている」とか「ブランドのためにやってあげている」みたいなことを考えてはいけないと思っています。
導入してもらえているからこそ、提供する自分たちも主体的に企業やブランドについて考えます。
ブランドによって魅力も課題も求めていることも全く違うことを踏まえ、時にはブランドのお店に足を運んだり、その商品に触れる事で見えてくる魅力や課題を把握し、新しいアイディアを考えて提案していきます。
社外であるからこそ誰よりも企業の味方になって、社内の人と一緒に課題解決をしていく必要があると思いサポートさせて頂いています。
AYATORIで解決できるのなら一緒にやりましょう
自分たちのシステムが万能とも思っていませんし、できない事も多々あります。
ただ、提供後は全てをお客様に委ねてしまう事もありませんし、お客様と並走しながら、真摯に取り組むからこそ課題解決に繋がると考え、そこにはコミットしています。
それがAYATORIにおいてのカスタマーサクセスです。
ファッションテックという言葉でなく、AYATORIというシステムを知った上で解決出来る課題であれば是非一緒にやりましょう。
気になる事があれば、些細な事でもお問い合わせを
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