こんにちは!DeepValley(ディープバレー)です。
筆者がアパレル業界で一通りの職種を経験した中で、一番楽しいなと思う職種がMD(マーチャンダイザー)でした。
またアパレル系の専門学校や服飾大学で非常勤講師・特別講師なんかをさせて頂いていたりする機会があるのですが、そこで出会う学生さん達の多くは企業への就職の際にMD職を希望しています。
ただ実際にMDの仕事にいきなり携わるのは難しくって結構大変だし、企業によって業務分掌もバラバラだったりします。
そこで、参考までに今日は筆者が経験してきて思うMDの仕事と、MDの人にとって弊社が提供している「AYATORI」の使い道を話してみたいと思います。
アパレルブランドにとってのMDとは
アパレル業界でMDと言えば、役職を連想しがちですが、本来は「マーチャンダイジング」の事をさしていて、「マーチャンダイジング」を業務として行う人を「マーチャンダイザー」と呼びます。
どちらも略してMDの為、このあたりがごっちゃになっている事が多いです。
「マーチャンダイジング」と言うのは、商品計画の意味です。
商品計画の内訳は「商品構成」「仕入」「展開スケジュール」に加えて、具体的な販売戦略の構築までが商品計画と考えてください。
そんな業務を行うマーチャンダイザーは大手企業であっても、その他のポジションの様に全ブランドを水平して担当するという事があまりなくて、各ブランドごとに配置されているのが一般的です。
また実質的なブランドの製販計画を担う事から、ブランドにとっては中心的な存在の人である事が多いです。
MDの主な仕事
先ほど「商品計画」がMDの仕事と言いましたが、それらを計画する為に行う具体的な仕事は大きく分けてこの3つです。
- リサーチ
- MD企画
- 初回生産・差込み検討・投入計画
①リサーチ
まずは市場調査やトレンド調査などを行い、情報の収集と分析を行います。
その情報を基に、自社製品の売行きや競合他社の動向、店舗やECサイトの状況などを考慮して、シーズンを通しての企画構想を取りまとめていきます。
要は「今年(次のシーズン)は何が売れそうなのか」を予測していくのです。
実際の様々なデータに基づいている事が基本ではありますが、消費者の実感や時代の空気感、トレンドに対しての嗅覚といった目には見えないものを敏感につかみ取っていくことも重要です。
データと感性のバランス
それがMDの仕事においての評価基準のひとつではないかと個人的には思います。
②MD企画
念入りにリサーチを終えると、デザイナーやディレクター・商品企画スタッフ達が作ったシーズンテーマやリサーチで得た情報とを交えて実際の製販計画を作り込んでいきます。
そして与えられている販売/仕入れの予算から素材、デザイン、カラー、価格、生産、販促、様々な面を考慮しながら、「いつ」「何を」「どのくらい」仕入れるのか、そして「どの様に販売するのか」という様にシーズンの計画を数値や行動指針へと具体化していきます。
③初回生産・差込み検討・投入計画
シーズンのMD計画(生産計画)の策定後は、展示会などでの受注状況を踏まえて、デザイナー、営業とともに商品の修正・仕入れ数量の調整、差込み商品の企画検討などを行い、シーズンの投入計画・販促計画の決定をします。
納品後こそMDの腕の見せ所
前述した様に、商品構成と数量、納期を計画・調整したり、デザイナーの意図を生かし、各部署と連携してブランドを中心となって運営し、売り上げを作る調整役こそがMD(マーチャンダイザー)です。
しかし実際にオーダーをした後も大変です。
昨今では実需期買いの傾向の強まりがあったり、寒暖差といった気候の変化も激しいです。
そんな現況を踏まえて、MDは常に動向を予測し計画を修正していかなければなりません。
新商品投入後は店舗を回って、時には店頭に立ちながら売場の情報を集めたり
週の始まりには週末の動向を見て、いつまでに何枚、追加生産できるかを生産管理に工場に確認する様に指示し、その日のうちに追加発注する様なスピード感だったり
消化状況が芳しくなければ、それに応じて仕入れ計画の見直しを行なったり
と常に現状と予測を鑑みて、最適な行動しなければなりません。
その為には…
・現場の声はどうなのか?
・商品の追加・差込はすぐに可能なのか?
・SNSや媒体などの反響はどうなのか?
といった情報や感覚を様々な部署と連携し共有する事も必要な為、チームとの信頼関係作りも必要条件です。
こういった様な計画をした後の修正こそが、MDの腕の見せ所だと思います。
難しいポジションですがその分、自分の裁量が大きく業績に寄与するので、とてもやりがいのあるポジションだと思います。
そんなMDの方に使ってもらいたいのがAYATORI
この様にアパレルブランドの中心であるMDの方々にこそ使ってもらいたいのが「AYATORI」です。
前述した様に、MDは業績に応じて常に計画を修正しなければなりません。
そんな時「AYATORI」を使えば、商品ごとの生産状況が商品背景まで一覧で管理・共有ができるので
・売れ筋の商品が追加可能な商品なのかをすぐに確認したい時
・次の商品が納品までにあとどれくらいかかるのかの進捗を確認したい時
・予定している商品が問題なく納品されるのか確認したい時
などなど…。
あんまりおすすめ出来ませんが、思った様に業績が伸びなくて、仕入れを抑制したい時に生産を止めれる状況なのか?なんて使い方も出来ますw
また生産工程がデータ化されている事で、今後主流になってくるであろうAIによる需要予測なんかも、スムーズに連動させる事が出来て、それが精度向上にも繋がります。
「AYATORI」はそんな風にMDの皆さまの力になるツールです。
皆さまの負担が少しでも楽になるような素晴らしいモノ作りが行える環境を提供します。
是非、お気軽にお問い合わせください。
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