こんにちは、こんばんはしゅんたろうです。
外出自粛の真っ只中、未来なんてそもそも不確かなものだけど、拍車をかけた様な状況に気持ちが振り回される日々です。
あと何日繰り返せばこの悶々とした毎日に光が見えるのだろうか、本当に収束が待ち遠しい限りです。
自宅に閉じ籠る中(言ってもまだ1ヶ月程度だけど)ではこれまでみたく、次から次へと新しい洋服が欲しいという気持ちを感じにくくなった。
なんでだろうって考えると、人って肌で感じる気温の変化だったり、気分の高揚だったり、季節の移り変わりを感じながら、新しい服を着たくなるんじゃないかなって思ったりする。
みんながみんなそうじゃないにしても、毎シーズン、バカみたいに洋服にお金を使う僕でもそうなんだ、そりゃ洋服も売れない訳だ。
2025年までに米国で10万店が閉店へ UBSが予測
https://senken.co.jp/posts/ubs-forecast-200423
さっきこんなニュースがあったけど、日本もある程度こんな風になっていくんでしょうね。
そんな状況でも「人間が外出する限り、扱うものが洋服な限り、お店の需要がなくなることはないよ」と言う意見もある。
確かに市場の規模は変わっても需要がなくなることはないだろう。
バブルが弾けようが、リーマンショックが起きようが、新陳代謝を繰り替えしながらも、洋服を生業とする人が増え続けてきたアパレル業界だ、職を失した人が手軽なアパレルビジネスに参入し、絶対数が増えてるなんてこともあるかもしれない。
たとえそうであってもこれまでも絶対数が増えようが市場の縮小には歯止めはかかりもしていないし、今回のコロナ渦でさらに縮小もさけられないだろう。
それよりも今回の様に、人々の行動範囲が限定的になれば、外出のパターンが大きく変わったし、TPOに合わせた様な洋服を着る機会も確実に少なくなった。
今までずっとスーツで仕事していた人が、テレワークで家で仕事になってるのに、馬鹿正直に家でもスーツなんて着てないでしょう。
すると、スーツの必要性に疑問を感じて、収束してもせいぜいオフィスカジュアルに変わることだってあるかもしれない。
環境の変化がファッション文化、ビジネスにもたらす影響はこれまでの歴史を振り返っても多大だった。
それでなくても毎年暖冬があーだ、こーだと重衣料が売れないと騒いでいるのだし。
色んな歴史と連動して、ファッションビジネスもこれまでに変化は遂げている。
小売のオンライン化の話だけでもなく、直近いくつかの会社の話を聞く限りでも、オンラインでも完結できる様に体制を急速に整えている。
慌ててやってるけど、前から言ってたじゃないか!って嫌味の一つでも言ってやりたいところだけど、まぁ結果がよくなるのであればいいか。
小売の方法、生産の方法だけでなく、これからは先端技術による環境変化によって奪れていく「スタイル」みたいなのもあるのかな?
買い物ではドローンによって宅配されたり、自動運転で無人の車が街中を走り回る日もそう遠くはないのであれば、外出のスタイルに変化があってもおかしくわないだろう。
煌びやかに洋服をなびかせて、街を闊歩するというスタイルも見れなく無くなってしまうのかもしれない。
本当にそんな時代が来るのなら、変わるは仕方ないのかもしれないけど、洋服に機能的な価値だけでなく、情緒的な価値を感じながら、アパレルに携わってきた人間としては、やはり寂しくなる。
前述にもあった様に、人間が外出したいのは間違いないと思うし、なにより人間は動物の中でも唯一お洒落ができる存在じゃないか。
だから僕はどんなに環境が変わってもおしゃれをし続けていたい。
時代の変化、先端技術の定着も否定しないし、変わっていくべきだけど、それぐらいの抗ってもよさそうなところなら、適度に抗いながら生きていたいなって思う。
街を歩き、リアル店舗で直に物を見て買い物する。
季節を感じて、新しい服に新しい自分を感じ、似合ってますよと肯定される事に、小さな喜びや可能性を感じていたい。
幸い都会暮らしだから、生活に必要な環境もすべてコンパクトにまとまっている状況だし。
そんな事言っても、これからの自分の行動パターンや範囲がどうなるのかなんてわからないのかな。
そんな事ばかり考えているうちにもうすぐ夏もやってくる。
今年の夏は何を着ようか、あれこれ思いを巡らしてながらもう少し自粛をがんばろう。
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