アパレルの「老害」は壊れたスポーツカーに乗っている

この業界はとにかく「早い」
最近のSNSやECなどの発達によりスピード感が、恐ろしいほど早くなっている

勝ち筋のある戦略はすぐに使えなくなり、用語もどんどん変わっていく、正直よくわからない用語すらある、その上、IT用語も加わりもはや「訛」くらいの表現では追いついていけないくらいの「新言語」になってるんじゃないかと思う

「そういうもんだ」と思っていたし、自然とそれにも慣れている、しかしそれでもわからない言葉や伝わりにくい言葉もあって、アパレル業界の人との「専門用語」を含んだやりとりも慎重に話さないと語弊を産むほどだ

難しい言葉や新しい言葉を使えることは悪いことではないが正解でもない、最近驚いたのはアパレル専門学校の生徒に「トレンド」という言葉がうまく伝わらなかったこと

「トレンド」って何?みたいな雰囲気があった、これは「トレンド」というものが風化してるのか、それとも知らず知らずのうちにトレンドが日常になりすぎてしまっているのか。または違う言葉になってるのか、深谷の説明がよっぽど下手だったのか笑、のどれかだろう

こいつ「老害」なのではないか?

光栄なことに、新たにブランドを立ち上げる人や、アパレル業界に新規参入する人から色々と相談をうけるようになっている。

「うーーーーん・・・・・・略」

という内容が多い、、、


実は深谷は専門学校の先生としてブランドディレクターコースを受け持っていたり、VC周りなどを行い資金調達も実施してるし、ストレングスファインダーの自分の才能上位は「着想・個別化・未来志向・戦略性・最上思考」

新しいアイデアを出すのがすごい好きで「趣味」で、全然苦じゃなくむしろ楽しいし思考を深堀し斬新なアイデアを閃いた時に走る脳への電撃がこの世の一番の快楽と言っても過言ではない。

理論や理屈を無視して情熱をぶつけてくるような内容には心が踊る。どんなビジネスモデルに仕立てたら良いのか?一緒に考えることができる

しかし厄介なのは「自称中級者」である

正直一番危ないと思う、ハンドルの壊れたスポーツカーのように勘違いして爆走していくからだ、気づけばすごく遠くにいて、何をしてるのかよくわからない、「王様になりたいのか」「金もちになりたいのか」それすら変わってしまっているのかもしれない

自分に責任があるとまで自惚れてはいないが、アパレル業界の課題は全て自分の課題だと思っている深谷の使命には反する可能性もあるが直近で解決できるほどの力も影響力もないことが悔やまれる

その「自称中級者」は直接話すと「助言を求めるくせに、助言を否定する」理由は様々で「あの人はこう言った。」「今までこうやってきた。」「経験上こうだ。」「めんどくさい。」「否定されたくない。」まるで認めろ。すごいと言え。と言わんばかりだ

もちろん全員ではないが深谷にはこういうやつが老害に見えてならない、あろうことか色んな人に間違った助言をし、翻弄する。そうされた人を見てきたし、そもそもその老害が深谷に相談にきてたのに、同様の質問になぜ回答できてるのかが、わからない

壊れたハンドルが運転してるスポーツカーが事故を起こさない限り、地に足はつかないんだろうと思うが、そのまま走り続けてる人らも何人もいる。誰かを巻き込んでいないか心配だ

「成功するまでやめなければ失敗ではない」の言葉の違和感はこれだ、生きてることは成功ではない、死なないことも成功ではない、せめて「王様になりたいのか」「金もちになりたいのか」のいずれかの目標を自分で目指し「幸せ」だと心に言える豊かな人生であって欲しいと願う

あなたは「老害」ではないか?

とはいえ、そんな人ばかりでもない。ファッションを愛して、相場以上の値段を提示しようとしてくれる人もいるし、無償で手助けしてくれる人もいた、自分より相当年上の人たちだ、この人が老害か?無論そんなことはない、自分の知らない知識や知恵を持っていて、コネクションも強く、サポートしてくれる「老益」と言える

そもそも「老害」とは・・・

自分が老いたのに気づかず(気をとめず)、まわりの若手の活躍を妨げて生ずる害悪。

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ということだが、おそらく「年齢」に比例するものではない、新言語が話せるかどうかじゃあなくて、変化のスピードについていけない若手でも「老害」になるのだ、逆に自分達より随分年上で意見が違っていたとしても、老害とは言えない人の方が多い、それは地に足がついて自転車に乗ってるからだろう

ハンドルはうまく運転できる自転車なので、声をかければ呼び止められるし、方向転換もスムーズだ

偉そうに言ってるが、コレは自分にも当てはめられる。

「何」とは言わないが、自分は最近、良く知りもしない人や事業に嫌悪感を示してしまうことがある、もちろんその理由は胸を張って説明できるし、共感も得られるだろう。

しかし、同じような立ち位置の人、同じようなビジネスモデル「嫌悪感を示す場合」と「好感を持てる場合」とある、もちろん理由は言える。

しかし、初心者であるアパレルの専門学生や、その良く知らない人達などから、客観的に自分を見た時、自分も「壊れたハンドルのスポーツカー」になってしまってないか?と思う。もちろん「壊れたハンドルの自転車」は論外ではあるが、正常なスポーツカーなのか?は自分で決めることではないのかもしれないし、それらしい立ち振る舞いなどが必要になる。

そう一歩間違えば、自分が老害になりえるのだ

さいごに

おさらい

そもそも「老害」とは・・・

自分が老いたのに気づかず(気をとめず)、まわりの若手の活躍を妨げて生ずる害悪。

Google検索

自分はこの業界ではまだまだ現役だし、若手の活躍を助けて行きたい

「止める」「進める」どっちも正解と言えるくらい世の中の変数は多い

だけど論理や合理を超えてでも「進む」と情熱を持った、ボロボロの自転車を見るたびに愚かなドリーマーの道標になることを好んで引き受けることができるように、自分はみんなが憧れるスポーツカーを目指したい

深谷玲人
About 深谷玲人 33 Articles
株式会社DeepValley(ディープバレー) 代表取締役社長 深谷 玲人(Fukaya Reito)。 アパレル業界に10年経験があり、販売からMD、ブランド長まで経験したのち、ITベンチャー企業に転職し2年半、カスタマーサクセスとしてインサイドセールスのコンサルティングを実施、双方の経験を合わせ、アパレル業界に特化したIT企業として2018年5月に独立。アパレル生産特化システムの開発と、TokyoFashionTechnologyLabで講師を務める。

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