もう服なんて買わないなんて言わないで絶対

こんにちは、こんばんはしゅんたろうです。

今年ももうすぐ終わるよって感じにようやく寒くなってきましたね。

ボクはというと忘年会シーズンってことでいつにも増していろんな人と会うのですが、出会った人達と話しているとアパレル関係の人・そうじゃない人と双方から「もう服はあんまり買わない」とか「最近買わなくなったなぁ」とか「ユニクロでしか買わないや」とかって意見を聞いたりします。

僕自身、闇雲に洋服を買い漁う着道楽みたいなタイプでもないし、ハッキリ言って人の趣味嗜好や消費行動なんてどうでもいいんですけど、洋服をお仕事にしている身としてちょっと寂しいなぁとも感じるので、そういう考えについて今日はここで書いてこうと思います。

なんで「もう服は買わない」って考えになるの

なんで「もう服は買わないって考えになるんだろうってとこですが、話を聞いてる限り大まかに分けると理由は3つかなと思います。

①ミニマリスト志向

服を買うのをやめて、今ある手持ちの物も断捨離してすっきりとしたいからこれ以上の服はいらない!という人

こういう考えになる背景には《フランス人は10着しか服を持たない》なんて本も流行ったし、こんまりさんの《人生がときめく片付けの魔法》なんてのも世界的に流行ってるからなんでしょうか。

他にもエシカルとかサステイナビリティに配慮してるとかもありそう。

あとは《ミニマリスト=おしゃれ》みたいな考えなのかな?!とか思います。

②何らかの事情で服にお金をかけれない

いろいろな事情があり、買わないのではなくて、買えないという人もいます。

人それぞれの事情がありますし、何万も何十万もお金をかけれる人もいれば、かけれない人も当然いますよね。

お金がないってなった時に削りやすいのは洋服ですし、これに関しては本人の収入の問題で長くなりそうなので、そっとしておきます。

③すでに買い過ぎて大量にある

ファストファッションの流行もあり、アパレル用品の価格はデフレ化しています。

良質なものがすごく安く手に入る様にもなってるし、ついつい買い過ぎて、それを理由にもう服は買わなくていいやってなってる人もいることでしょう。

値段が安かったら、まぁいっかって感じで手が伸びてしまう気持ちもわからなくもないですしね。

話を聞いた他にも色々な事情があるかとも思いますが、「もう服を買わない」って言う、大半の人の理由としては①か②があてはまるのでは?と感じます。

洋服って消耗品なんだけどな

さて、まずこの主張(意見?宣言?)に対して言いたいことは、どういう理由で「もう買わない」ってなっているにしても《洋服は消耗品》なので、もう買わないとか無理でしょって思います。

今後一切買わないとまでは言ってねーよ!とか言われてしまいそうですが、じゃあもう買わないとか言うなよ!って話が進まなくなるので、Neverという仮定で話を進めさせてもらいます。

洋服は安価な素材だろうと、高級な素材だろうと、ラグジュアリーブランドの服でも、ファストファッションの服でも、当たり前ですけどいつかはボロボロになります。

ミニマリストでいつも同じ格好をしてる様な人でも、人知れず新しい物になっているでしょうし、金銭的にそれほど余裕がない人でも、破れたりほつれたりしている状態で着るわけにもいかないでしょう。

またどれだけ服をもっていたとしても、アップデートされていなければ古臭く感じてしまうものです。

同じ様な商品に見えても、時代によって流行やシルエットは違います。

例えば有名なリーバイスの501みたいに一見同じ商品でも時代に応じて、少しずつマイナーチェンジを繰り返しているものです。

屁理屈みたいですが、消耗品って考えは案外大事な気がします。

洋服に一生物なんて存在しない

自分の選ぶものは一生物ばかりだから買わなくても大丈夫!なんてのもたまに聞くんですが、たしかに高価な物になればなるほど、そう言う謳い文句で販売されてたりします。

でも宝石や時計とかならあるかもしれませんけど、洋服に一生物なんてありません。

もちろん丁寧にメンテナンスや修理をすれば長く使う事もできますけど、先述した様に洋服は消耗品です。

そして、一生物ではないって事も別に悪いことでも残念なことでもなく「その時々の思い出と共に着る物は変わっていく」でよくないでしょうか。

洋服を買う時にせっかく買うのであれば、なんらかの思い出とともに購入したいって考えるのが中々面白いです。

店員さんと楽しい会話しながら選んでもらったり、恋人や友人とあぁだこぉだ言いながら買ったり、デートに来て行きたいって言いながら選んだりってなんでもいいんです。

ただ洋服を買うじゃなくて、なんらかの動機から購入したり、使用する場面を想定して購入したりする事で、あの時こういう理由で買ったなぁみたいな感じで結構愛着が湧きます。

逆に悪い思い出になっちゃって捨てちゃったり、譲っちゃたりする事もありますけど。

別にその服が高かろうが、安かろうがってのはどちらでもいいですし、消耗品で一生物なんてないからこそ『もう服は買わない』は無理だったとしても、厳選して買うという行為が大事なんだと思います。

整理とかメンテナンスする事で服の選び方も変わる

厳選して購入することに加えてもう一点。

クローゼットを整理したり、洋服のメンテナンスを行う事でも洋服の選び方も結構変わります。

クローゼットの整理や洋服のメンテナンスを自分で行いながら

・自分が好きな服は何か

・自分の暮らしにはどんな服が必要か

・どういう洋服がケアしやすいのか

などなどと考える事は、ここまでに話した厳選して買うってことの意識が高まって、より無駄な物を買うこともなくなります。

もう服は買わない!と決め込んでしまうことには

・最低限のおしゃれでいい

・洋服代を圧縮したい

・服をこれ以上増やしたくない

って考えもあるかなって思いますし、それを解決するためには一度これらを試してみてはいかがでしょう。

毎日着るものだし、ちゃんと選択しよう。

長くなっちゃったけど、「もう服を買わない」っていう風に閉ざさないで、買い方や買う物を吟味しようよって思います。

洋服を扱って仕事をしてる人間としては、服を買わないって決めることで、楽しみが失われちゃうんじゃないかって考えると寂しくなります。

一つ一つの洋服や購買に真摯に向き合うことで、きっといまより洋服が好きになれるし、無駄使いもなくなります。

まったく興味がない、いや消耗品だからなんでもいいよって人もいるだろうからあんまり一概には言えないんだろうし、そもそも選択に脳を使いたくないってスティーブ・ジョブスみたいな人もいるかもしれません。

でも、スティーブ・ジョブスだって一つ一つのアイテムはしっかり選んでますよね。

熱くなってここまで書いてきて元も子もありませんが、みんな本気では「もう服は買わない」なんて言ってないでしょうし、誘惑に負けて買う人がほとんどでしょうけどw

しゅんたろう
About しゅんたろう 32 Articles
1986年生まれ。 マロニエファッションデザイン卒業後、OEM企業での企画営業を経てMARKSTYLER社に入社、営業/MDを経験後、新規ブランド開発部門にて部門長としてブランド開発を行う。 退職後、CLANE DESIGNの立ち上げに参画し、ブランドマネージャーとして従事 2017年より独立し、1Q86.LLCを設立。 アパレル企業を中心にマーケティング/営業代行、ブランドディレクションを受託。 2018年にはアパレル生産SaaSの[AYATORI]を運営するDeepValleyの創業にも参画し取締役に就任。

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