アパレル業界は何ドリブン?

みなさんごきげんよう!代表の深谷です!

アパレル業界のみなさんは「何をベース」に仕事を進めてますか?
「方針」や「ビジョン」「コンセプト」などその会社や事業におけるテーマがみんな存在すると思います。

ここがしっかり決まってて、ありとあらゆる手法を使って社内外に浸透させることをブランディングと言ったりします。

そんな中、最近よく聞くようになった◯◯ドリブン。というワード
ドリブンは英語の「drive」の過去分詞「driven」です。

直訳しちゃうと意味変わりそうですが
◯◯をもとにしたナンチャラ、とか◯◯を基盤としたナンチャラ
のように◯◯ドリブン経営。のように使われることも多く、どうやらブランディングという概念というより戦略的な側面の方が多そうですね。

今日はそんな◯◯ドリブンについて話していきたいと思います。

データ・ドリブンがトレンド

まあトレンドって言い方が正しいのかどうかわかりませんが、データ・ドリブンというワードがもっとも良く聞くのではないでしょうか?

これは経営判断材料にデータを活用する。と理解できるのではと思います。

近年テクノロジーの進化に伴い、IoTやAI、ビッグデータなんていう言葉を良く聞くようになりました。「アパレル業界とは無縁。」「オレら感性でやってるからそんなん関係ないね。」みたいな声も聞いたことありますが、そんなこと言ってるとディスラプトされちゃうんじゃん?と思うくらいすごいことです。

そして、このフロンティアな技術を使って経営していくことこそ、データ・ドリブンしていくこと。ってことです。

アパレルに置き換えるとMDがデータドリブンではないでしょうか?
競合比較し価格設定を変えて見たり、去年の売上を分析してMDの初期設計をしてみたり、カテゴリー別売上構成比を算出すれば自社の強いアイテムが分かったり、52wに分けてみたりと「データ分析」を行うことで新たな戦略を作る。

MDの仕事はデータアナリストやデータサイエンティストと言ったデータを扱うプロである人が多いのでMD主体ブランドはデータドリブン経営してると言っても過言ではないでしょう。

じゃあできてるじゃん。

そうそう!それでOK!ってわけには行かないのが、今回の話し。
なんでかって、その今の「やり方」で勝ててる会社がどれだけあるのか?って言うことです。

勝ち筋が見えてる。って意味では、専門性やデジタルマーケティングを主軸にk構築されたD2CブランドやDNVBの方が再現性が高いところもあるでしょう。

『じゃあ老舗ブランドさんたちもそんなマーケやったらいいじゃん。』

いや、そうなんですよ、そうなんですけど「できない」んですよね。
デジタル化して、たくさんのデータをMDに分析させて売れる戦略作っていけばいいのに「できない」んです。

なぜか?それは至極単純明快なんですが、情報基盤がないからです。
つまりデジタルデータが足りない。から分析してもまだ足りない。ってことです。

以前までは分析しなければいけない情報が分かっていて、52wMDやQRを軸としたMD設計、インフルエンサーや雑誌広告をベースに戦っていけたかもしれませんが、時代が変わったことで今までのMD設計が通用しにくくなってるケースが多くなって来ています。

「D2CブランドやDNVBの方が再現性が高い」と先ほど言いましたが、今デジタル化できていることを基軸として売っているので、マーケティングしやすいんですよね。いやマーケティングできるように。設計された戦略があるのが強みです。

何ドリブンがいいの?

だったらオレ達は「デザイン・ドリブン」だ。

なんて言う人たちも、いそうなもんですが、それはそれで全然良いとは思うんですが、海外進出や規模を拡大していくのに「データ・ドリブン」が必要になってくるフェーズもくるでしょう。

ちょっとバズワードみたいになってしまってるように感じている人もいるかもしれませんが「データドリブン経営」も必要ですが「データ・ドリブンMD」なんて出来れば、もっと可能性と再現性のあるクリエイティブなブランドを作ることが可能になるかもしれません。

さらには先ほども触れたAI、IoTなどを活用し、様々な情報をデータ化して、そのビッグデータ活用をした「さらに新しいMD」が出てくるのではないでしょうか?それこそ今まで想像できなかったような未来予測や需要予測も可能になるでしょう。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

結局はデータ蓄積基盤を作り、それに基づいた形でPDCAを常に回せる体勢を作ることが重要なんですが

それがちゃんとできてる企業がどれくらいあんのか。って言ったら多分2,3社しかないでしょう。

アパレル業界以外の業界では、そう言った動きがどんどん進んで来ていますし、データを活用できる形で保有してないことが勿体無いと感じる世界がすぐ近くに来ています。

AYATORIで解決できるように頑張ります。笑(締め方雑ですみません)

深谷玲人
About 深谷玲人 33 Articles
株式会社DeepValley(ディープバレー) 代表取締役社長 深谷 玲人(Fukaya Reito)。 アパレル業界に10年経験があり、販売からMD、ブランド長まで経験したのち、ITベンチャー企業に転職し2年半、カスタマーサクセスとしてインサイドセールスのコンサルティングを実施、双方の経験を合わせ、アパレル業界に特化したIT企業として2018年5月に独立。アパレル生産特化システムの開発と、TokyoFashionTechnologyLabで講師を務める。

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