服が好きで仕事にしている人と服が手段に仕事をしている人

こんにちは、こんばんはしゅんたろうです。

先日topsellerの方で書いた記事

これを書いたのは、最近仕事に関する事を色々と考える様になったからなのだが。

SNSなどを見ていると「好きを仕事に」そんな耳触りのいい言葉には正直嫌悪感を覚えることが多い。

だけど、自分は「服が好き」であって、それを仕事にしているのなら、好きを仕事にしていると言えると思う。

同じ様に、服を仕事にしている人にとって、その多くは服が好きな人だろう。

その中で感じている事のひとつ「服が好きで仕事に」と考える人「服が手段で仕事を」と考える人に分かれているんじゃないか。

興味のない人からすれば、どう違うの?と思うかもしれないけれど、これは結構違うんじゃないかと感じているし、これがアパレル業界にとっても取り払うべき課題のひとつなんじゃないか?って思う。

というのも、僕は服が手段にとだけ考えている人とも、服が好きとだけ考える人ともうまくやれる自身がないからだ。

色んな「服が好き」があり、「手段」もある

「服が好きで仕事に」と「服が手段で仕事を」の違いの前に、服が好きというのにも色んなタイプがいる事から考えていきたい。

服が好きって中には

・ブランドや、そのデザイナーの思考

・素材、生地、縫製、パターン、機能性などのデザイン性

・所属コミュニティやカルチャー、サブカルチャーなどの洋服に関連する背景

大まかにだけど、そういった点を服においては重要と考えるタイプに分かれていると思う。

そう考えると、いずれのタイプであれ「服が好きで仕事に」という考えにおいては、意識のベクトルが自分に向いていてると言える。

前述の要素を含んだ服自体を主体に、それらの服の流通に携わる、もしくはその服を着る自分自身などに向いていて、自己承認の為の価値観ではないだろうか。

服とはそれ自体を楽しむものであり、それが目的であって、服自体を楽しむ事の延長線で「服が好きで仕事に」しているのだと思う。

一方「服が手段で仕事を」という人は、服そのもの自体へのこだわりは、前者に比べて、それほど強くないのだと思う。

業界をよくしたい、消費活動をよくしたいなど、多くの場合にビジネスプランを主体とした上で、服を手段にしているのではないかと思う。

この場合、意識のベクトルは他者に向いていて、自己よりも他人からの承認欲求なんだと思う。

他人からの承認欲求と聞くとなんだかマイナスな様に聞こえるかもしれないけど、そんな事はなくて、この人たちにとっても、服がどうでもいいわけではない。

ただ、服<営利活動 が優先順位が高いのではないか。

どちらが優れているわけではない、単に趣向が違う

半ば強引に感じる人もいる論だったかもしれないけど、案外そんな風に感じている人は多いのではないか。

だからこそ、ファッションの人、ITの人なんて言い方がいまだによく聞かれるのだろう。

このツイートの他にも

「あいつらは服のことを知らずに仕事をしている。」

「あんなのはファッションじゃない。」

なんて、似た様なものも含めて、よく聞くセリフはたくさんあるが、前述した論に当てはめると、服が好きでという人にとっては服こそが目的だけど、後者にとっては手段なのだから違うに決まってる。

一方で逆からの意見でも

「あんな変な服全然おしゃれじゃない」

「あんな高い服なんて売れないよ。」

「なんて非合理的なやり方なんだ」

なんて言ったところで、情緒的価値に重きを置いている人の多い前者の感覚など、そうそうわかるはずもない。

だけど、双方とも服を通じて幸せを享受しようとしていることに違いはないし、洋服を仕事にしている人達はそもそも総じてマイノリティーじゃないか。

だからこそ、どちらが優れているとか、どちらがカッコいいとかって話でもないだろうから、偏った考えの人とは相容れないなと感じる。

僕はどちらかというと「服が好きで仕事に」の方に偏ってしまっているんだと自覚している。

せっかくファッションを仕事にしするのなら、服が好きで仕事にと感じて欲しい。

だから儲からない事ばかりしがちだし、ただの自己満足な事をやりがちな部分もある。

とはいえ、儲からないこと、ただの自己満足を続ける為には、手段を増やし儲けなければならない。

その逆、手段ばかり追い求める事もまた、工業的なつまらないものばかりになってしまう可能性を感じる。

だからこそ。どちらかに寄ってしまった時点でファッションビジネスとして正解ではないのだと思う。

たかがファッション、されどファッションなんてよく言うけど、案外真理なのかな。

自分の感じる事、好きだと思える事、譲れないものは誰にでもきっとある。

それをビジネスモデルとして成立させるにはどうすればいいかを突き詰める事が大事なんだと思う。

そんな風に考えながら、儲かりそうになくても、儲けられる様にしたいアパレルブランドを始めます。共感してくれたら登録してくれよな→B.A.T.M instagram

しゅんたろう
About しゅんたろう 39 Articles
1986年生まれ。 マロニエファッションデザイン卒業後、OEM企業での企画営業を経てMARKSTYLER社に入社、営業/MDを経験後、新規ブランド開発部門にて部門長としてブランド開発を行う。 退職後、CLANE DESIGNの立ち上げに参画し、ブランドマネージャーとして従事 2017年より独立し、1Q86.LLCを設立。 アパレル企業を中心にマーケティング/営業代行、ブランドディレクションを受託。 2018年にはアパレル生産SaaSの[AYATORI]を運営するDeepValleyの創業にも参画し取締役に就任。

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