みなさんごきげんようCEOの深谷です!
この記事が上がるのは深谷の誕生日の日であり、新機能リリースの日です。
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AYATORIからアパレル用「デジタル仕様書機能」がリリース、WEB画面上で入力・修正が可能
実は構想は昔から有りました。
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どうせなら仕様書統一しませんか?DeepValleyがアパレル商品における各種製品仕様書を作成。
さらには、デジタル化への補助サービスも用意しました(別料金)
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アパレルの手書き縫製仕様書をデータ化し言語翻訳を実現する新機能「AI-OCR機能」を、生産管理SaaS「AYATORI」より2020年春リリース
上記の実現に少し時間がかかってしまった感が否めませんが
様々な方が参加してくださり、ここまで進めてこれました。本当に本当にありがとうございます。本来であれば一人一人お礼を申し上げたいところではございますが、ままならないことをお許しください
全ては「アパレル業界をよくしたい」その一心であり、私の座右の銘は「アパレル業界の課題は全て私の課題」です(心意気は)
ここからが本番となりますが、今回は上記の機能的な部分を紹介したいと思います。
アパレルの仕様書について
我々は上記のリリース記事内にもあるように
国内SPA企業様・商社様・縫製工場様、その他アパレル業界関係者にアンケートやヒアリングをさせていただき、製品縫製に必要な情報を簡潔に網羅した仕様書を作成いたしました。
もちろんまだまだ修正点や改善点は有りますが、そもそも思っていたのが
「みんな違うフォーマット使ってるけど、それって効率いいのかな?」
ってことでした、あまり疑問に思ったことなかったのでいろんな人に聞き回っておりました。その中で縫製工場さんとOEMさんはフォーマットがバラバラだと困るという声が非常に多かったのです。
確かによくよく考えてみると、そもそも仕様書は「衣類の設計図」なので一番見たいのって、製造側の人たちだよね?そしたら各々別のフォーマットを読み解くのって時間かかってしまって大変だよな、、、銀行とか役所は、受け取る側のフォーマットに合わせるのって普通のことだよね、、、
そこで、作成したアパレルの仕様書のフォーマットを、AYATORI以外のユーザー様にも無料でダウンロードできるようにURLにして無料でばらまく方針にしました。これで印刷したりしても使えるだろうと思っています。
◾️製品仕様書のダウンロード(Excelファイル)
ダウンロードURL: https://forms.gle/kb5VbiMzHykFm8SQ9
※リンク先のフォームに必要事項を入力の上、ダウンロード下さい。
なぜ仕様書をデジタル化したかったのか
そもそもDeepValleyの創業メンバーはブランド畑の人間です。
正直ものつくりにすごく精通している訳ではありません。
(現在はめちゃくちゃに詳しい人に相談させてもらえる環境が整ってますのでご安心ください)
それよりもtoC向けのビジネスの方が得意だったりします、ではなぜ「AYATORI」という製造側を大きく巻き込んだサービスを作ったのか?そこには3つの理由があります。
①実体験から必要だと思ったから
自分たちがブランドやってた時(ブランド責任者やMD)の時にものつくりチームとの情報格差が結構ありました。それが故に予期せぬトラブルが発生したり、情報共有だけで時間を奪ってしまったり、ずっと電話してるな。。。みたいなこともありました。
何より複数ブランドをマネジメントするようになると結果しかわからなく、プロセスがブラックボックスになってしまい。改善の手のうちようがなくなってしまっていたので可視化する方法を探していましたが「ないなら作ろう。」ってなりました。
②そもそも非効率だと気づいたから
これは深谷がIT業界に転職した時の話しなんですが、実は他業界ではDX(デジタル化による構造転換)が起きてるんですよね、飲食でも建築でも農業でも水産でも、、、アパレルは全然ないなぁってのに気づけたので、だったらやろう。って思いました。
③デジタル管理できた先の未来が明るいから
上記の①②を踏まえ、テクノロジー化した未来を想像した時、今後、多様性の世の中と少量多品種なアパレルものつくりが必要になるとしたら「生産・製造の効率化」は不可欠だし、IoTやAI(ビッグデータ、BI)などデータを活用する為には「無秩序なデータ」(今まで感覚でやってきたもの)の可視化が必要だと思いました。
つまり「未来にめっちゃ最適化された安価なシステム」がアパレルには必要で、それはクラウドPLM(product lifecycle management)のようなものだとすると、それは億単位の費用がかかり「無秩序なデータ」を「秩序あるデータ」に変換しなければいけません。その為にAYATORIがPDM(product data management)サービスになり、会計ソフト、EC、物流、そして製造とつなげることによって、業務の圧倒的な効率化ができ、再現性のあるビジネスを作ることができ、ブランドの計画が予測の近くになれば、台風のようなこの先の見えない深い谷の中の一縷の望みになれるのだと考えました。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
もちろん「アナログ」であることを否定してる訳でもありませんし、「デジタル」が全て正しいと思ってる訳でもありません。
あくまで我々自身がブランド運営をしている時は「必要」と感じたものです。
全てに当てはまる訳ではありませんし、例外もいくらでも存在します。
しかしテクノロジーが進化していくことは紛れもない事実で、経済影響が強いことも事実。
正しい正しくないの話しをしたい訳ではなく、とりあえずアパレル業界のサプライチェーンのみなさんが「本当に注力すべきこと」に注力できる環境を想像したいのです。
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