ブランドか、ブランド以外か

みなさんごきげんよう!CEOの深谷です

みなさん最近好きなor注目してるブランドはありますか?

深谷はいつも仕事で携わってるブランドが好きで、キャリア系のブランドやってる時はキャリア系の女子が素敵!って思うようになりますし、ロリータ系のブランドに携わってる時は、ロリータ系の女子を可愛い!って思ってしまうタイプです。

が、残念ながら昨今はブランドに深く携わることがないので、あんまりどのブランドも注目できてない状況になってしまっております、、、

今日はそんな深谷が「どんな目線でブランドが好きになるのか?」という内容を書いて見たいと思います。

ブランドを始めるハードルは低い

深谷は講師業を「趣味」と言ってもいいくらい好きな気持ちで取り組んでいます。その中でみんなに「やりたいなら起業した方がいい!」と進めています、しかしその後に「たくさん失敗すると思う」ということとセットで伝えるようにしてます。

別に無責任な感じではなく、チャレンジのハードルがテクノロジーによって下がっていて、ひと昔前に比べてコストや時間のリスクが少ない方法があるからです。そんな方法を講師として伝えているつもりです。

もちろんテクノロジーは魔法ではないので、今までの経験や知識や知恵は必要不可欠ではあるので成功確度が低いと感じるかたもいるかもしれませんが、やりたいことができる方法があるのに我慢するのは辛いと思うので、そんな背中を押して、少しでもサポートしてあげれたらな。。と考えています。

しかし、昨今は「ブランド乱立」と言っても良いくらいたくさんのブランドが立ち上がっています。本当にテクノロジーの進歩は素晴らしいですし、個人でも合同会社でもはじめられますし、株式会社設立のハードルが下がっていたり(資本金とか)や日本政策金融公庫などのサポートなどもあるのは、とても素敵なことだと思っています。

それブランドなんだっけ?

でもそんな中、深谷個人の中では、「え?それってブランドなんだっけ?なんか違う気がする・・・」って思うブランドが多くなってきたように感じます。

それは「商標」さえ取られていれば、または別の形でも「識別」さえされていれば、それはブランドなのか?という風に考えてる自分に気付きました。

マーケティングの要素として「ブランディング」や「商標権ビジネス」は存在しますし、結局は消費者目線ブランドなのでしょう。なので「ブランド」なんだと思います。

では今まで深谷が好きだった「ブランド」と何かが違うような違和感を感じるんですが、それはなんなのか?好きな(または好きだった)ブランドとは何が違うんだ?と考えてた時期がありました。

みなさんは好きなブランドの理由をしっかり言えますか?

ブランドは幸せを切り売りしている

足りてない頭で一生懸命考えてみたところ(思考回路は割愛します)

「生きてる意味は幸せになることだ」

あらゆる哲学者や学者が口にする言葉で「自分を幸せにしてくれるものが好き」に到達しました。

つまり好きなブランドってきっと「憧れ」や「共感」などの感情的な部分がすごく強いものだと思っていて、それを感じられるから好きなんだ。てことです。

例えば
⑴豊かな暮らしや自分が望む世界への憧れ
⑵そのイメージを分解し、どんな人か?に落とし込み
⑶それをプロダクトやコンテンツへアウトプットする

そのアイテムやコンテンツが「幸せの欠けら」で、それを収集、分類して、結合させて作った新しい価値が「世界観」というやつで、広く深い面積で、関係値を構築することで、さらに他の「幸せの欠けら」が欲しくなり、複数合わせたりすると「幸せの欠けら(プロダクト)」→「憧れの世界観(ブランド)」へと好きが移行する

そんな風に幸せを切り売りしているブランドを深谷は好きで、そこには必ずブランドの哲学や美学があります。

その思想の具現化がブランドだからこそ深谷は自分が着用しないのに、携わってるブランドが提案している「哲学や美学」に魅了されるから好きなのです。

「幸せの切り売り」をする人をサポートしたい!と思い、そのチームで、魅了される人をたくさん作っていく、もっと深く魅了していく、そんな活動が好きだからその思想が感じられないブランドを好きになれないんだと思います。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

衣服自体には「衛生機能」や「自己表現機能」はたまた「承認欲求を満たす為」などなど、様々な身にまとう理由があります。

どれもあって良いものだと思いますが、テクノロジーの進化により「ブランドの立ち上げ」がしやすくなってることは事実です。しかし、そのスピードが上がれば上がるほど、もしかしたら深谷の愛した「ブランド」というものが薄くなってしまうのかもしれないとも感じます。

しかし、それは「価値の変化」と言われればそれまでなんですが、そうでない人や「幸せ」を「ファッション」に求める人もいるはずです。

そんな人の為に「ブランド」は存在しなければならないのに、不景気なこの状況から、テクノロジーのスピードを正しく使わないと「幸せな世界観」を演出するブランドがなくなり、資源もなくなり、SF映画でみるような全身タイツの未来になってしまうかもしれません。

「ファッション好き」はぜひ「哲学やコンセプト」を売って欲しいですね。

深谷玲人
About 深谷玲人 33 Articles
株式会社DeepValley(ディープバレー) 代表取締役社長 深谷 玲人(Fukaya Reito)。 アパレル業界に10年経験があり、販売からMD、ブランド長まで経験したのち、ITベンチャー企業に転職し2年半、カスタマーサクセスとしてインサイドセールスのコンサルティングを実施、双方の経験を合わせ、アパレル業界に特化したIT企業として2018年5月に独立。アパレル生産特化システムの開発と、TokyoFashionTechnologyLabで講師を務める。

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