Web業者のよく使う「わかりにくい言葉」をピックアップしてみた!

先月、下記のような記事を書いたのですが、

この後にお知り合いから、

「アナログな人間に対して共通言語使わないと理解が進まないのでは?」

というご意見を頂きまして、「ぐう正論…。」と思った次第です。

そんな訳で今回は、

「Webでよく使う横文字を簡単に言い直してみると…。」

という内容でお送り致します。これでWebの営業が来ても煙に巻かれなくて済むでしょう!(言い過ぎ)

○セッション

まずアクセス解析の際によく使うこの「セッション」。Webサイトにアクセスして行う一連の行動の事を指すのですが、同音で違う意味があるから非常に伝わりにくく、楽器経験者なら「え、一緒に演奏するの…?」と勘違いされる事請け合いです。これをアパレルの人間に説明する時には、

「入店客数」

と伝えましょう。店頭経験者ならすぐピンと来ます。何事も店頭で言い換えると伝わりやすくなります。

○CVR(コンバージョンレート)

これもよく聞くワードでしょうけど実際何を指すのかちょっとわからない…。なんていうアパレル民も多いのではないでしょうか。コンバージョン自体は、訪問者がWebサイトの目標としているアクションを起こしてくれた状態の事を指しますので、ECサイトだと「注文完了」がメインになるかと。つまりコンバージョンレートとは注文完了まで到達する確率を指します。これを店頭で言い換えるなら、

「買い上げ率」

ですね。コンバージョンを何に設定するかにもよるのですが、多くのケースでこの使われ方をするので概ね問題無いでしょう。

○テレカン

telephone conferenceの略、意味としては「電話会議」ですね。それだけ聞いたら意味はわかるのですが、テレビ会議の時もこのワードが使われるのでテレカンの「テレ」はテレビの事かと思ってしまいそう。(あまり大差無いのですが)しかし問題はワードだけではなく、使うソフト面にもあります。SkypeやFacetime、ハングアウト、zoom、チャットワーク、slackなどなど。どのツールを使って会議をするのかは相手次第。この時点でアナログな方からしたら異国語のように思えるでしょう。

「いや、LINEかfacebookでええやん」

という気持ちは重々わかりますが、何故か他のチャットサービスを使いたがる人が一定数います。通信がそんなに安定してるとも思いませんが。。

○日本語で言え部門

すみません、ピックアップしてたら「大概これでは?」と思ったのでまとめて書きます。(決して面倒になった訳ではありません。)

・エビデンス(証拠)

・コンセンサス(合意)

・バッファ(余裕)

・タスク(課題)

・プライオリティ(優先順位)

・イニシアチブ(主導権)

・コミット(約束)

・グロース(成長)

・フェーズ(局面)

・スキーム(計画・構想)

このあたり、僕もたまに使ってしまうのですが日本語で言っても伝わるやつです。イキって使いまくると「??」となられるので注意しましょう。

○アルファベットで発音するな部門

・GA(Googleアナリティクス)

ファッション業界人の皆様、これはジョルジオアルマーニではありません。Googleのアクセス解析ソフトであるGoogleアナリティクスです。確かにちょっと長い…。かと言って「ジーエー」とか言われても大概通じませんのでご注意ください。

・IE(インターネットエクスプローラー)

Web系の人が皆んな「アイイー」と呼ぶやつです。もはや公式ですら推奨されない脆弱ブラウザですが、何故かこれを「インターネット通信をする時の必須のボタン」と考えている人が一定数います。一刻も早くこの世から消えて欲しいですね。(個人の感想です。)

・UU(ユニークユーザー)

ユニクロユーではありません。特定のWebサイトもしくはWebページに訪れた人(ユーザー)のことなんですが、これも人によっては「ユーユー」と言います。単純に何人がWebサイトに訪れたかの数値なので、上記のセッションと混同されやすいです。これもイキった感じに見えやすいですが、ファッション業界人もルイ・ヴィトンをLVとか、ユナイテッドアローズをUAとか言うので大差無いかもしれません。

・VC(ベンチャーキャピタル)

ググってみると、

“ベンチャー企業の株式などを引き受けることによって投資をし、その企業が株式公開するなどしたのち株式などを売却し、キャピタルゲインを獲得すること目的とした集団。”

ベンチャーキャピタルとは? VCの基礎知識から投資を受けるメリット・デメリットまで!

のようですね。僕の周辺にもベンチャー企業の経営者は数人おりますが、慣れた人は「ブイシー」と言いますねやはり。連携して使うと更に効果的なのが「バリュエーション」「イグジット」「IPO」「ストックオプション」あたりでしょうか。これを使いこなせれたら、あなたも明日から立派なベンチャー企業の経営者です。

思いつくところをいくつかピックアップしてみましたがいかがでしょうか?アパレルの現場にいると中々使わない用語ばかりなので、僕も当初は本当に苦労しました。数年いると不思議なもので、自分の口から自然と出てきたりするんですよね。大阪人が東京に住んだらイントネーションが変わるのに近いのかも。

という事で皆様、明日からもクラアントのタスクを洗い出しビジネスをグロースさせ、LTVを向上させる事にコミットしましょう!

深地雅也
About 深地雅也 10 Articles
株式会社StylePicks CEO。コンテンツマーケティングをメインに、ECサイト構築・運用・コンサルティング、ブランディング戦略立案、オウンドメディア構築、販促企画などをやってます。最近はODM・OEMメーカーのブランド設立支援、IT企業のアドバイザー、服飾専門学校講師、ライター業なども手がけてます。

Twitter

facebook

1 Trackback / Pingback

  1. わかりにくい言葉を使うのはやめよう | AYATORI Media

Leave a Reply

Your email address will not be published.


*