![mita_07-1](https://i1.wp.com/ayatorimedia.deepvalley.co.jp/wp-content/uploads/2020/02/mita_07-1-1.jpg?resize=678%2C381&ssl=1)
こんにちは!うにくまです。
店頭はもうすっかり春ですね。
あれこれ欲しくなってしまい夢が膨らみます・・・
さて、今回は、染めです!
染めというのは、染色のこと。
服を作る前の染色には二つあって、糸の状態で染めるものと、生地の状態で染めるもの。
今回はその両方をちょっとずつ、お見せします〜!!
-その1-では、まずは生地染めから。
まずは前回、ふわ&もこたちが生地になっていくのをお見せしたかと思います。
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![](https://i1.wp.com/ayatorimedia.deepvalley.co.jp/wp-content/uploads/2020/02/1B4D848E-06B3-4D84-AED5-F9B0422182ED.jpg?fit=1024%2C683&ssl=1)
生地の色(染色)に関わる分岐ついては大きく二つあって、「先染め」と「後染め」。
先染めは、生地になる前(糸や綿の状態)で色をつけたもの
後染めは、生地になってから色をつけたもの。
どちらにもそれぞれにしかできない表情があるから、デザイナーたちはそこを使い分けて見え方をコントロールしていくよ。
今回お邪魔した貴志川工業さん、吉田染工さんは、いわゆる「工業ロット」を回せる、巨大な工場。
その規模感は圧倒的で、機械一つ一つも巨大!!!
ではレッツ見学。
「ならでは」の物量のおおきさ
まず連れてきていただいたのは、
あっちを見ても、
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こっちを見ても、
![](https://i1.wp.com/ayatorimedia.deepvalley.co.jp/wp-content/uploads/2020/02/C9E2DA0F-BF3F-4410-9DFF-E1321CFDD033-1024x683.jpg?resize=678%2C452&ssl=1)
生機(きばた)だらけ!
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うにくまポイント 生機というのは、染色加工や仕上げ前の生地のこと。 例えば、生地屋さんで使ってみたい生地が在庫がなかったとき、「生機はありますか?」という確認をすることがあるよ。その方が一から生地を織ったり編んだりするより仕上がりが近いからね。
工場さんというのは、当たり前だけど常にお仕事を持ち続けることが重要。
だってスタッフには正社員もいて、毎日出勤してくるし、毎日電気代もかかる。
止めることなく、工場を回すというのはとっても大切なことなんだとうにくまは工場のプロジェクトに関わった時に教わったよ。
だからこそ、染色を待つこれだけの生機には驚かされた。
だってこれだけのお仕事が控えているんだから。
そして生地たち、せっかく生地屋さんで巻き巻きしたんですが、ばらばらっと広げます。
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生地染め、このまま染色にいけるかと思いきやそうでもないんです。
次は、こんなところに入れられていました。
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生地の種類によるそうですが、きちんと目的の色に染めるため、PHの調整を行います。
アルカリ性とか、酸性とかいう、あれです。
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服を作る時、生地に染めむらは命取り。
また、基準の色から大きく濃淡がずれたり、色味が若干異なるだけで、かなり扱いづらくなる。
たとえば10反染めるときに、1反1反が微妙に色が異なったらどうだろう。
お店に同じ服を3点並べた時、3点とも微妙に色が異なってしまう。これは「よくない」とされることが多いのだ。
うにくまポイント 生地は一つの巻きを1反(たん)と数えるよ。1反の巻きの長さ(1反が何mなのか)は、その生地によって変わってくるけどね。
このPH調整も写真では伝わりにくいほど、かなり大きな一連の機械をつかって行っているよ。
生地は1反で50m近くなるものもあるので、そういう作りになっているのかな。
丁寧な染め工程と数値化された色。
今回訪れて感じたのは、本当に丁寧に染めてもらっているんだなということ。
生地の染めがなかったら、私たちの服の多くは色を失ってしまう。
その工程には、確かにたくさんの機械が関わっているし、この規模感ともなれば、その色出しはしっかりと数値化されている。
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でもこの規模感でも、その多くの工程に人が関わっています。
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多くの場合、「さすがにこの規模感になれば、ほぼ自動なのでは?」と思いがちですが、工業のなかにもきちんと人が介在して、仕上がる品質があるんですね。
染めただけでは、生地にならない
生地には、染色だけではなく、最後にきれいに整える工程というものがあります。
生地を売り物にうるために、めちゃくちゃ重要な工程です。
実は生地は、染めただけでは、「売り物の生地」「売り物をつくる生地」にならないものがほとんど。
地域によっては「加工場」と呼ばれる、加工専門の工場もあります。
こちらではカットソーでよく使われる「シルケット加工」や「熱加工」などの加工を行っているそう。
そして加工をかけられた生地たちはまたあの姿に戻されていきます。
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巨大な機械のよこっちょでは・・・
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生地見本を作る担当の方。
そしてその先で、さらなる凄技を見ることに・・・
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これ、検反といいます。
まあまあすごいスピードで巻かれていく生地を、人が目視で検品しています。
傷を見つけたところには印をつけて、服を作る工場で裁断(生地を切る時)に簡単に避けられるように目印にするんですよ。
これがすごいったらない。
集・中・力!!!
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そうして検品された生地は、出荷準備へ。
ここから、服になるべくあらゆる工場に送られ、Tシャツになったり、ワンピースになったり、スカートになったり、するわけです。
いってらっしゃい!次会うときは服になってるかも〜
「染め」と一口に言っても、量産に耐えうる物性(品質)を保つためには、たくさんの工程を踏んでできあがるということがお分りいただけたかなと思います。
次は糸染め!
本当は、まとめて書こうと思っていたんですが、生地染めでお見せしたいものが多く全然全く無理でした・・・
急遽バナーを変更してくださったねこぱんさん!ありがとうございます!
それではまた次回!
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